立命OBの毛利さんとの対局。
俺が一回生の時の一軍戦で、柳田が開始2分くらいで負けた毛利さん。
あの天才児柳田が。
まあ、反則やったけど。
かたき討ちと勝てば金星ということで気合いが入る。
モウリーニョを破ったクロップに俺はなる!

先手で相手が石田の構えだったので、かたき討ちの意味を込めて対柳田最終兵器(対振り右玉)に。
中盤では確かによくなった。
正直、もう負けない、と思っていた。
見事、完封勝利を収めたハガリ投手にお話をうかがいます。
(歓声!)
今のお気持ちはいかがですか?
サイコーです!!必死のパッチで頑張りました!
とお立ち台気分であった。

そこに38歩の手裏剣が飛んできて、応接を間違ってからは勝ちがなかった。 

局後、「俺の将棋いっつもこんなんだから。この将棋が今期一番差がない将棋だから。」と言う毛利さん。
観戦していた先輩からも「これ、負けますか?」と罵声を浴び、負けませんよねーとしか答えられない俺。
同じく観戦していた後輩から「勝ってから喜べと故米長会長が・・・」とダメ押しをされ、
さらに米長vsボンクラーズの将棋との類似性(抑え込みをしようとして敗れたという内容が同じだった)を指摘され、
「ヨネの気持ち、痛いほどわかるわー。」
とぼやくしかなかった俺。

勝ち慣れてないと勝つプロセスで喜んでしまう。
日々の仕事でもそうだ。
受注し慣れてないと、受注に至るプロセスでどうしても甘くなってしまう。
勝った後なら一生喜んでいても結果は変わらないのに。
待つ力をつけることが喫緊の課題である。