友人がバンドをやろうと言い出し、
楽器のできない俺は頑強に抵抗してきたのだが、
歌っててもいいことに気がついて参加。
きままにギターをかき鳴らす奴に合わせて、
ドラムが始まり、
俺はしばしそれを聞いた。
なかなかロック。

おもむろにメロディが降りてきて、歌いましたとも。
歌詞は「朝飯には納豆、なかんずく卵を落としていないものが最高である」
という内容で、
朝食パン派の俺からしてみるとかなり衝撃の出来であるが、
なんとなくはまった感があって、
俺はとても楽しかった。

歌い終わった後、俺が何を歌っていたのかを誰も聞いちゃあいないことが判明。
もっときままにやっていいのか。
かつ俺がなんだかとても楽しそうに見えることも判明。
スバラシイ。

贅沢な趣味だ。
誰かがどうしても嫌だというまで、
僕らが音楽性の違いから解散に追い込まれるまで、
この贅沢なアソビを続けていければいいと思う。