浅暮三文の自伝的小説。
いろいろ仕掛けを考える彼のことだからストレートに受け取るまいと思ってしまうのだが、これはストレートに良かった。
どうしょうもないウツボ野郎がたくさんの人の愛情を受けて成長していく。
最後の数ページで胸が熱くなって、「浅暮なのに!!」思いながらも素直に感動した。
俺もいろんな人のおかげで少しはまともになった、と最近思うことがあったからかもしれん。
会社の信頼している先輩(一回り上の人)に言ってみたら
「はん」
と言われてしまったが。 

おすすめです。